口臭の原因となるさまざまな病気
■胃腸病
胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍など、胃腸に関する病気にかかると消化不良によって胃腸で食べ物が停滞し、異常発酵します。
その発酵された物質が、腸管→血流→肺から排泄されることになり、卵の腐ったような口臭となります。
また腸の働きが低下した時などに腸内の細菌バランスが崩れるによって、悪玉菌が増殖し臭い物質を発生させる場合もあります。
■肝機能の衰え
通常、肝臓が正常に機能している場合は、臭い物質は分解されますが、慢性肝炎などで肝臓の働きが低下した場合、分解しきれなかった臭い物質が血液中に混じりネズミ臭い口臭となります。(口の中が苦いと感じる方は注意が必要です)
■糖尿病
糖尿病は唾液の分泌量を減らし口内が乾かせます。それによって雑菌が発生しやすくなり口臭が発生することになります。
また、糖尿病は体脂肪を分解してエネルギーを生成する際に、ケント体という強い臭い成分が発生し甘酸っぱい口臭となります
■空気の通り道にある炎症
肺炎、気管支炎などの呼吸器系、またはアレルギー性鼻炎、蓄膿症などの鼻や喉の病気などは肺、気管支、鼻や喉に炎症を起し、化膿を起します。そこで菌が増殖することになり、生ぐさい肉が腐敗したような口臭になります。